ビーズチューブクロッシェの、しかもバングルタイプを専門に扱っている、唯一無二の書籍をご紹介します。
すべて、丸小ビーズ、1段6目のデザインです
基本中の基本、6目6色のスパイラルデザインからスタートしますが、これも丸小ビーズです。
それでもこの記述はあります。
最初は大きくて編みやすい丸大ビーズで試しに作ってみるのがおすすめ。
かぎ針で編んで作る ビーズクロッシェのブレスレット
手順を紹介するページでも、丸大ビーズに20番の糸が使われています。

何よりもまず、ビーズをいれて引き抜き編みをするってことに慣れることからスタートするのが一番です。
色違いデザインも含まれますが、全部で63個の模様を見ることができます。
スパイラル柄を見直すきっかけになりました
初心者のうちは、スパイラル柄で何本か編んでみるのがおすすめです。それは間違いない。んだけど、飽き性の私は、3本目あたりでもう、スパイラルから離れたくなっていました。
編むことに慣れてきたら、機械的に編めちゃうのが物足りなくなった…のかもしれません。
でも、色の配置や数を少し変えるだけで、スパイラル柄の出方も変わってきて、むしろかっこよく見えるってことも理解できるようになりました。ひたすら編みまくったおかげもありますが、この本が見せてくれたデザインのおかげです。
ミックス(ランダム)柄がないってとこが好き
ミックスしたビーズをランダムに通して編んだデザインは、編むのが難しいし、偶然が織りなす計算ではできない図柄になる画期的な手段なんですが…。
でもそれって、手法であってデザインとは言えないよね?というのが私の意見です。
組み合わせによっては美しいのでしょうけれど…実は私、ランダム柄が苦手だということを、ランダム柄を編んでみて初めて自覚しました。



規則的な柄が好きな、もう、完全に個人的な好みの話です。
この『かぎ針で編んで作る ビーズクロッシェのブレスレット』には、ランダム柄が記載されていません。シンプルな柄も多いですが、すべて、考えて作られているのがわかるデザインになっていいて、私はとても好きです。
ランダム柄について知りたい方はこちらの雑誌がおすすめです


自分のデザインを考えるのに、編み図の書き方が学べる
スパイラル状に編まれていく仕様上、半個分ずつずれていくチューブクロッシェ。
上級者の皆さんは、お花模様やイチゴ柄、文字まで編み込んでいますが、そういう図案に興味のない私。



なにせ前述の通り、規則正しく並んでいるデザインが好きなので。
とはいえ、ビーズを通す順番を工夫するだけで、さまざまな模様が編めることが、編みまくった結果わかってきました。とするならば、もっともっと思い通りの図案も組み立てられるのでは?と考えるようになります。
とはいえ…頭のなかでデザインを考えるには限界があります。でも、この本の編み図を参考にすることで、書いて考えることが可能になりました。
『かぎ針で編んで作る ビーズクロッシェのブレスレット』にあるデザインの一部を変更するだけでも、ガラリと違った模様を生み出すことができるではありませんか!あんなふうに、こんなふうにと、書籍を開くたびに夢も膨らみます。
『ビーズFriend』でも、編み図を見ることができます


『かぎ針で編んで作る ビーズクロッシェのブレスレット』を購入するには
私が手芸屋さんで入手できたように、大きな店舗なら在庫はありそうです。一般の書店でも新品が入手可能と思われます。
2018年に発売の本なので、2023年時点で5年が経過。私の手元にあるものでも初版、つまり重版されていないようです。今後どのくらい長く販売されるかは不明ですが、気になる方は早めの入手をおすすめします。