「神様が手渡した本の色」のワーク

こちらのワークは、メールマガジン【SAIKO先生の「色彩のラブレター」】 2014年4月26日 vol.397に掲載された色彩ワークと解説(2014年4月27日 vol.398〜2014年5月11日 vol.412)を、コンパクトに編集して転載したものです。
ワークの要約
実際にワークを行うときは、こちらの記事に目を通してから、解説に進んでください。

夢の中の、何もない空間にひとりでいるあなた。神様が現れて言いました。「あなたが今、一番叶えたい望みを言ってごらんなさい。その望みを叶えるためのプレゼントをあげましょう。但し、ワクワクする望みしか叶えてあげられません…」
望みが叶ったら、どんな気分になるでしょうか?その喜びを感じてみましょう。その喜びを一緒に喜んでくれる人が居ます。それは、誰でしょう?その人は何と言っていますか?
じっくり味わっったら、心の準備を整えて両手を伸ばしましょう。「神様、私に望みを叶えるために必要なものを下さい!」
あなたの望みを叶える為のブレイクスルーが起きるヒントが書いてある本だ。3つ数えたら目を開けて、その本の表紙の色を見るのじゃ…」あなたに神様が渡した本の色は何色だったでしょうか…

ブレイクスルーとは、それまで障壁となっていた事象の突破のことです


ワークの解説



ワークが終わったら、ぜひ実際に本屋さんへ足を運び、本を手に取ってみましょう。選んだカラーが表紙や帯に使われている本を探してもいいし、おすすめの学びに関わる本もいいでしょう。直観で、必要そうな部分だけでも読んでみると、そこにはあなたの夢を叶えるためのブレイクスルーが起こるヒントが書かれているかもしれませんよ。
本の表紙が『ゴールド』だった方へ
ピカピカに輝くゴールドの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「瞑想」することです。最近、頭を使いすぎて思考的になっていませんか?脳を休めて、感覚を研ぎ澄ませましょう。あなたの中には、既に十分な知識も知恵もあるはず…眠っている才能や可能性を使いこなすためにも、鈍ってしまっている直観力や感覚を取戻すことが必要です。毎日の日課として、5分からでも瞑想してみませんか?少しずつ長くできるようになると良いですね。瞑想が終わるころには、脳がスッキリしているのが分かると思います。五感がだんだん鋭敏になり、直観が冴えてくることでしょう。(vol.398)
本の表紙が『ライム』だった方へ
若葉のようなライム色の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「ボランティア活動」をすることです。最近、初心や謙虚さを忘れていませんか?自分の中のワクワクも大切ですが、人の役に立つことへの喜びを感じることも大切です。手伝える範囲で良いのです。あなたの時間を世のため、人のために捧げてみましょう。自分自身の中にある純粋な気持ちに触れ、心がリセットされることでしょう。ご奉仕をきっかけに、神聖な感覚を取り戻し、自分の原点に立ち返ることで、新しいやりたいことが生まれてくるかもしれません。(vol.399)
本の表紙が『パープル』だった方へ
高貴なパープルの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「ユーモア」のセンスを磨くことです。周囲を笑いで明るい気持ちにすることはできますか?ユーモアも愛情表現の1つ。笑いは、周囲を巻き込む力、絶妙な間合いとセンスが必要な芸能です。あなたの身近な人やエンタメ・メディアからでも構いません、ぜひ学ばせてもらいましょう。笑いは免疫力を高め、自律神経を活性化し、副交感神経を優位にする効果があるそうです。あなた自身も思いっきり笑って、笑いの力を実感しましょう。(vol.400)
本の表紙が『ブルー』だった方へ
クールなブルーの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「社交術」を学ぶことです。人付き合いに苦手意識はありませんか?聴くことも大切ですが、「発話する力」を磨くと良いかもしれません。いつもより意識的に大きな声で挨拶をしてみたり、自分から話しかけてみましょう。自分の興味だけでなく、世間の関心ごとにも興味を持ち、広く話題にできるようなネタの収集に気を配ってみましょう。自分の考えや感想を持つことは、会話を盛り上げてくれます。受け身のままでは交友関係が広がらず、視野は狭まるばかりです。(vol.401)
本の表紙が『グリーン』だった方へ
木々の葉を思わせるグリーンの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「ファシリテーション」を学ぶことです。話し合いの場のまとめ役をするのが苦手ではありませんか?人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶように中立の立場で進行を支援するのがファシリテーションです。意見を出しやすい雰囲気、メッセージを引き出し受け止める右脳系のスキル。論点をしぼり、議論を分かりやすくまとめる左脳系のスキル。両軸を必要とする調和型の新しいリーダーシップの形です。(vol.402)
本の表紙が『ダーク(茶色)』だった方へ
アンティークなダーク(茶色)の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「スピリチュアリティ」について学ぶことです。責めてしまったり、許せない何かを抱えていませんか?世の中にはまだまだ科学では証明できないことがあります。時には、見えないものの力を借りたり、天に手助けを求めてみては如何でしょうか?しっかりと地に足の着いたあなただからこそ、スピリチュアリティを学び、物質(現実)主義な観点とスピリチュアルな観点とのバランスを取っていけるでしょう。(vol.403)
本の表紙が『コーラルピンク』だった方へ
あたたいオレンジみのピンク、コーラルピンクの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「クリエイティブ(創作)」について学ぶことです。自由に好きなように決めて下さい…と言われると困ることはありませんか?共存共栄の達人であるあなたには、自分を解放してあげる時間をもつこと=創作活動がおすすめです。絵を描く、レシピを見ずに料理、スマホをデコる…評価は必要ありません。創作の「時間」を楽しむだけで良いのです。子供のころのように、自分の中の自由な感覚を取り戻しましょう。(vol.404)
本の表紙が『クリア(白 or シルバー)』だった方へ
ガラスのような透明な本、または、白orシルバーの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「プロフェッショナルな人」から学ぶことです。あなたの尊敬する人は誰ですか?一流と呼ばれる人やプロフェッショナルな人もそこに辿り着くまでには、たくさんの試練を乗り越えて来たはず。大切なことは、どのように受け止め、何を学び、どのように昇華したか?ではないでしょうか。そうした人々の考え方に触れることで、魂が何を感じたかを大切にしましょう。行動や生き方、経験や人生の教訓からきっと、多くの事が学べることでしょう。(vol.405)
本の表紙が『ピンク』だった方へ
やわらかいピンク色の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「種まき」から学ぶことです。種から育てて花を咲かせたことはありますか?華やかに見えても、そこに辿り着くまでにはたくさんの努力と知恵、経験があり、だからこそ花は美しく凛と咲くのでしょう。マニュアル通り育てたはずでも、花が咲くとは限りません。知識と経験と愛情が何より必要になります。あなたがあなたの花を咲かせることと、実際のお花を咲かせることには共通点があり、そのプロセスから学べることがきっとあるはずです。(vol.406)
本の表紙が『レッド』だった方へ
奮い立たせるような真っ赤な色の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「リラクゼーション」について学ぶことです。あなた自身はいつもリラックスできていますか?リラクゼーションとは、緊張を緩めること、平衡を取り戻すことなどを意味します。成功への近道は「力を抜くこと」「行動を止める勇気」「休息すること」かもしれません。大好きなことを健康でずっと続けるために、力を抜くことにも興味を持つと良いでしょう。あなたに合っているリラクゼーションの方法、あなたが「力が抜ける」と思うことなら何でも良いのです。(vol.407)
本の表紙が『オレンジ』だった方へ
あたたかいオレンジ色の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「コミュニケーション」について学ぶことです。諸説ありますが、言語情報だけでは7%しか相手に伝わらないと言われます。見た目・身だしなみ・しぐさ・表情・視線…見え方(視覚情報)で55%、声の質(高低)・速さ・大きさ・テンポ…聞こえ方(聴覚情報)で38%も影響があります。聴くこと、非言語的コミュニケーション…、最後は「話す」ことを学ぶと良いでしょう。伝え方を工夫することで、講座に参加する人の受け取り方や聴く姿勢が変わるものです。(vol.408)
本の表紙が『インディゴ』だった方へ
あたたかいインディゴ色の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「無知の知」について学ぶことです。「自分は何も知らない」ということを自覚していれば、そこから物事をよく知りたいという探究心が生まれます。知らないことが分かれば、それを調べようと本を読み、自分の言葉にできるよう噛み砕き、そうしているうちに、人に教えられるレベルになってるかもしれません。「知らない」に気づくことは、次に何をすべきか迷った時の指針につながるかもしれません。(vol.409)
本の表紙が『イエロー』だった方へ
光のように明るいイエローの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「夢の叶え方」について学ぶことです。ただなんとなく生きていませんか?「私はこういう者/こう生きたい/本当はこうしたい」そういった思いを明確にできている方が、生きやすいのではないでしょうか。自分がどんな人で、どう生きたいのかが分かったら、次は、それを実現させることですよね?自分を頼りに行動し、アドバイスは魅力的な生き方をしている人からもらいましょう。リチャード・ブロディ氏の指針です。(vol.410)
本の表紙が『ターコイズ』だった方へ
爽やかなターコイズ色の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「人間関係」について学ぶことです。人間社会では、人との関わりを避けることはできません。どんな人間関係に身を置くのかで大きく成長もできれば、悩みのタネにもなりえてしまう。一度しっかり、考えたり、学んだり、自分と向き合ったりしてみましょう。相互援助の重要性が増していくこれからの社会。仕事上でも、生活上でも、いかに良好な人間関係を築けるか?人間関係に悩まないか?は重要なテーマと言えます。(vol.411)
本の表紙が『ブラック/グレー/ベージュ』だった方へ
【ブラック】高級感のある漆黒の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「光」について学ぶことです。光とは何か、もう少し科学的に調べてみるのも良いでしょうし、ニュートンという人物について調べてみるのも面白いかもしれません。また、神秘思想や宗教、象徴学では「光=神」なので、神秘学で言う「光」について調べてみるのも面白いでしょう。
【グレー】コンクリートのようなグレーの本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「自分の心」について学ぶことです。グレーには、「隠す」「曖昧」という意味があります。隠れた心のモヤモヤを明確にする、自分と向き合う時間が必要なのかもしれません。
【ベージュ】穏やかなベージュ色の本を手渡されたあなたにお勧めの学びは…「空間」について学ぶことです。ベージュは、安心、安全、やさしさ、穏やかさを表す色。人にあまり刺激を与えず、緊張を解き放ち、平常心に戻してくれる色です。癒しの空間をプロデュースするつもりになって、人が癒される、穏やかな気分になれる居心地の良い空間作りについて徹底的に学んでみては如何でしょう。
(vol.412)



叶えたい夢は、趣味で編んでいるビーズクロッシェのブレスレットを必要としてくれる人へ届けたいことでした。選んだ色は「イエロー」。「次は実現させることですよね?」という投げかけの重さに足がすくむ思いです。
自分が何者なのかとか、どうしていきたいのか、というテーマは、私が今まで一番言語化を避けてきたことのひとつな気がします。どこか地に足のつかない生き方…というより考え方をしてしまっています。
各色の解説で登場した人物や書籍をご紹介します
ダーク:ダーウィンの進化論
進化論では、気候変動などで、環境が変化しても生き残ってきた生き物は、「強い」のではなく、「柔軟」に、環境に合わせて「進化」してきた生き物なのだそうです。
2014年5月2日 vol.403
オレンジ:心理学者のアルバート・メラビアン博士
心理学者のアルバート・メラビアン博士は、話し手が聞き手に与える影響がどのような要素で形成されるか測定しました。 その結果、話し手の印象を決めるのは、「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということがわかりました。
2014年5月7日 vol.408
インディゴ:ソクラテス「無知の地」
無知の知…古代ギリシャの哲学者ソクラテスの有名な哲学ですよね。(…中略…)ソクラテスは、賢い人ほど、無知であることを自覚すべき…という「謙虚さ」について説いたのですが、当時の世間では受け入れてもらえず、死刑宣告をされてしまい、獄中で毒を飲んで亡くなります。
2014年5月8日 vol.409
イエロー:『夢をかなえる一番よい方法』リチャード・ブロディ
『夢をかなえる一番よい方法』の著者、リチャード・ブロディ氏は(…中略…)マイクロソフト社でワードを開発した人物です。氏は、ハーバード大学を中退して、マイクロソフト社創業時の社員として働き、巨額の富を得られましたが、仕事が忙しく、ストレス一杯の生活でした。結局、マイクロソフト社を辞めて、自分の人生探しを始めます。
2014年5月9日 vol.410
ブラック:『ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪』トマス・レヴェンソン
ニュートンと言えば、物理学者、科学者として有名ですが、実は「最後の錬金術師」としても知られています。(…中略…)トマス・レヴェンソン 著、 寺西 のぶ子 翻訳『ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪』(…中略…)ある一人の贋金づくりと熾烈な頭脳戦を繰り広げたそうで、そのことが書かれている本です。
2014年5月11日 vol.412



SAIKO先生、楽しいワークをありがとうございました。